十和田湖温泉郷

十和田湖温泉郷について

住まば日本、遊ばば十和田、歩きゃ奥入瀬三里半

大町桂月が初めて十和田湖を訪れた明治41年(1908)、一行は五戸から新郷を経て、宇樽部までの道を歩いた。宇樽部と休屋に泊まり、蔦へ向かう。十和田湖からの帰り道に、奥入瀬の渓流沿いを下ったことになる。
桂月は予期せず絶景に出会い、大いに感激したに違いない、欅(ケヤキ)・桂・楢(ナラ)・栃(トチ)などの大木があり、断崖があり、そして大小の滝が落ちる。「十和田湖に遊びて、この渓流を見ざるものは、未だ十和田湖を見たるものと云うべからざる也」とまで言う。
「げに十和田湖は、風光の秀美を一つに集めたる、天下有数の勝地なり」と断ずる理由も、「奥入瀬の渓流の幽静、天下無比なること」や「奥入瀬本流支流に、高きは松見の滝、広きは子の口滝を始めとし、見るべき瀑(タキ)の多きこと、瀑布多しと称せらるる日光、塩原などの比にあらざること」などを掲げ、いかに渓流に魅せられたかがわかる。「余は天下、山川を愛するの士に告ぐ。必ず往いて十和田湖を見よ。往きか、帰りかには、必ず奥入瀬渓を過ぎよ」というわけだ。

渓流を歩けば時間は止まっている

ほとんど川面と同じ高さの道を歩く。頭上を覆った緑の木々で、空気はひんやりと清々しい。川はときにはたゆたうように、ときには激流となって、豊かな表情を見せる。川の中の水しぶきが掛かる岩は苔むして、その上に楓が生えている。三里半、14キロ。ゆっくりと歩かなければ、この渓流に流れる時間を感ずることは出来ない。焼山から子ノ口まで、およそ4時間。瀬と淵と、岩と水と、樹と滝と。手付かずの自然に、飽きることはない。

散策と湯で癒す

奥入瀬渓流の下流側の入口にあたる焼山は、猿倉温泉から源泉を引く温泉街。硫黄の香りの湯の宿で、疲れた体を癒すもよい。

十和田湖温泉郷の基本情報

施設名各施設一覧
泉質単純温泉(低張性中性高温泉)
効能神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・リウマチ
交通JR八戸駅からJRバスで80分
JR青森駅からJRバスで120分

※掲載情報は平成20年2月時点のものです。各施設の営業日・営業時間・料金・条件等は事前にご確認ください

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