黄金崎不老ふ死温泉

絶景の湯

黄金崎不老ふ死温泉について

夕陽海岸

日本海に少しばかり突き出した岬の突端に、黄金崎不老ふ死温泉はある。長い歳月のあいだ波風に洗われて風化し奇岩の続く海辺には、自然遊歩道がある。青森県の日本海伝いの地域である西海岸を、別名「夕陽海岸」と呼ぶ。真西に向かって海を望むこの浜では、その瞬間、赤く大きな太陽が「ジュポッ」と音を立てて海のなかに吸い込まれていくように見える。

黄金色に染まる露天風呂

この温泉の名物は、なんと言っても、波のかぶりそうなほど間近に海を望む露天風呂であろう。それだけでも充分に心満たされる風景だと思うが、この磯の湯に浸かりながら眺める夕陽は、なんと形容すべきであろう。ここでは太陽は目の前の日本海に沈む。舐めるとしょっぱい鉄分を含んだ茶褐色のお湯が、海に落ちる間際の陽の光を浴びて、まさに黄金色に染まる。海は黄金色に染まり、磯が黄金色に染まり、この風景の中に置かれたわれわれの身体もまた黄金色に染まる。湯と海と夕陽に浸れば、その名のごとく「不老不死」。この海辺の露天風呂は、混浴のほか女性専用もある。

西廻り航路の歴史を偲ぶ

秋田県境を越えて北へ向かう「西浜街道」。江戸時代の紀行家・菅江真澄も、この道を歩いた。黄金崎から北に5~6キロ行けば、深浦の湊がある。深浦は北前船の風待ち湊であった。沖の船から目印となる丘の上に、円覚寺がある。中世の北国船が画かれた我が国で一番古い船絵馬が、この寺に奉納されている。嵐に見舞われたとき、船頭たちが無事を祈ったという松が、いまも門前に高々とそびえている。高田屋嘉兵衛がロシア船に捕まったとき、弟の金兵衛が祈願したのも、この寺だった。あの赤い夕陽を、幾百年ものあいだ、海の男たちが見つめてきたのだった。

黄金崎不老ふ死温泉の基本情報

施設名黄金崎不老ふ死温泉
泉質ナトリウム塩化物強塩泉
効能むちうち・リウマチ・痔・冷え性・皮膚病
交通JR五能線艫作駅下車、送迎あり
東北道浪岡ICから車で2時間

※掲載情報は平成20年2月時点のものです。各施設の営業日・営業時間・料金・条件等は事前にご確認ください

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