嶽温泉郷

絶景の湯

嶽温泉郷について

岩木山の高原に温泉街

岩木山の麓に10軒ばかりの湯宿が並ぶ、こじんまりした温泉街がある。四百年ばかり前に、杣夫(ソマフ)・野呂長五郎が見つけた山の出湯。津軽の百姓たちの湯治で、訪れる人も絶えなかったらしい。岩木山の登山口には嶽から登る道もあり、かつては嶽の湯宿に泊まって「お山参詣」に登拝したものだという。嶽地区のとうもろこしは甘くて柔らかく、「嶽きみ」として有名だ。秋には百沢・嶽街道に直売の露店が並ぶ。

木の風呂に柔らかなお湯

嶽温泉はどの宿も源泉は同じ。湯は透明だが、塵(ちり)のように細かな湯花が浮かび、蒼いというべきか、みどりというべきか、うっすらと白濁して見える。酸性の湯だが、肌を刺したりしみたりするような角はない。むしろ、暖かに肌を包む。「山のホテル」の浴室は二つ、宿泊専用と日帰りでも入れるもの。いずれも木の湯船に木の浴室で、ほんとうに柔らかい。ことに宿泊専用の風呂は、大きな窓の外に庭をあつらえ、なかなか洒落た造りだ。

山里の滋味を米の一粒一粒に込める湯宿の料理

マタギだったという「山のホテル」の六代目が25年ばかり前に始めたという「マタギ飯」。この名物料理は、舞茸の炊き込みご飯である。舞茸をキジ肉とごぼう・人参・山菜とともに煮て三つ葉を散らす鍋が、この山里に伝わっている。これで飯を炊こうと思いついたのだった。目の前で、一人用の釜で炊く。その間、およそ30分。待つあいだ、湯に浸かるもよし。ヒバ造りの柔らかい湯で癒されたころ、ちょうど釜飯も食べごろというわけだ。特別に目をひくようなグルメではないが、山の出湯の雰囲気とともに味わいたい。

嶽温泉郷の基本情報

施設名各施設一覧
泉質含塩化土類酸性硫化水素泉
効能切り傷・火傷・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病・動脈硬化症
交通JR奥羽本線弘前駅からバスで40分

※掲載情報は平成20年2月時点のものです。各施設の営業日・営業時間・料金・条件等は事前にご確認ください

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